Q.クロームメッキってなんですか?
A.最終表面がクロム金属で被覆しているメッキです。酸化いわゆるサビを防止し、さらに装飾性が高いのが特長です。
Q.どんな薬品ですか?
A.ガラス被膜をワックス感覚で塗り込む薬品です。
Q.なぜ?ガラス被膜でコーティングする必要があるのですか?
A.クロームメッキには、目に見えない無数の穴が空いており、その穴から水や空気が入り込んで点サビが発生します。よって、この穴を埋めながらコーティングする事により、耐食性が飛躍的に向上します。つまり、この穴が埋まるくらいの小さなガラス被膜で、コーティングする必要があるのです。
Q.オルガノガラスコーティングってなんですか?
A.従来品のガラスコート剤の多くが親水性なのに対し、メッキングは疎水性なので、耐水、耐油、耐塵性等のコーティング剤としての各種性能が大きく向上されています。「オルガノ」=疎水性能力と「ガラスコート」=美しさを併せた新しいコーティング処理、それが「オルガノガラスコーティング」というカテゴリーです。
Q.他のガラスコーティング系とは何が違うのですか?
A.開封後も品質が落ちる事なく使用出来ます。通常のガラスコーティングは、フィルム状に形成される薬品が多いのですが、メッキングはクロームメッキに空いている穴を埋める事を目的につくられていますので、ガラスの粒子がとても細かいのです。
Q.ワックスとは何が違うのですか?
A.メッキングは、油をよせつけない保護剤ですが、ワックスは油が主成分ですので、金属が酸化されるよりも前に油が酸化して金属被膜を守るのですが、こまめに塗り直さないと、油の腐食汚れが付着してしまいメッキをサビさせる原因になるのです。
Q.ポリマーとは何が違うのですか?
A.主成分が違います。ポリマーは樹脂系、メッキングはケイ素系です。※ポリマーは同一元素が並んでいる配合です。ガラスコートは複数の元素が並んでいる配合です。
Q.ワックスやポリマー加工してあるメッキの上からでも、メッキングを使用して効果はありますか?
A.ワックスは油が主成分なのでとても酸化されやすいので、出来ましたら落としてから塗布した方がより効果的です。
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メッキング皮膜
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ワックス
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素材
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というような構造で皮膜で硬化した場合、メッキングの内側で腐食する可能性があるからです。よく、アルミポリッシュしているものに クリアー塗装しているパーツで、クリアー塗装の内側で腐食しているものがありますが、それに近い症状になる可能性があります。
■ポリマーは主成分がプラスチックに近い素材になり、油に比べると皮膜が腐食しにくいので、その上からメッキングを塗布しても問題ないと思います。一般的にポリマーはプラスチックに近い皮膜。メッキングはガラスに近い皮膜。
ですのでメッキング皮膜の方がワックスやポリマーより、より光沢も耐食性も得られます。
Q.サビは取れるのですか?
A.クロームメッキの輝きを維持する事が目的で開発した薬品です。既にサビついてしまった部分のサビを取るものではありません。サビを取りたい場合は、サビトリキングをご使用下さい。
Q.素人でも簡単に使えますか?
A.大丈夫です。ただし、薬品はプロ仕様の強力な薬品なので、取扱注意を必ず守ってご使用下さい。
Q.研磨剤は入っているのですか?
A.入っていません。クロームメッキの被膜はとても薄く、0.002ミクロン位しかありません。研磨剤で磨いてしまうと、クロームメッキが剥がれてしまい、下地のメッキが出てきてしまいます。
Q.本当にサビないのですか?
A.メッキングを塗る事で、メッキ面の上に膜を形成し、酸化の原因となる酸素を遮断します。「酸素」「水」「油」「埃」等の腐食原因をよせつけない優れものですが、100%酸化現象を食い止める事は難しいですが、うすい皮膜を定期的に重ね塗布すれば、永続的にサビから守る事が可能になります。
Q.どのくらいの期間効果が持続しますか?
A.クロームはもともと酸化しにくい金属なので、メッキングで穴を埋める事により、耐食性が飛躍的に向上します。2週間〜6週間を目安に3回くらい上塗りしていただくと、その後は1年に数回塗布するだけで大丈夫です。
Q.クロームメッキ以外にも使えますか?
A.塗装はNGです。ツヤが出てしまいます。アルミポリッシュや金属全般は大丈夫です。ただし、使用される場合は、必ず目立たない箇所で試してからご使用下さい。全体的に光沢が出ます。※つや消し類は全てNGです。
Q.樹脂メッキにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。プラスチックといえども劣化しますので、コーティングが必要です。樹脂にメッキされていますので、金属部分のサビ止めになります。また、市販のメッキは被膜が薄く剥がれやすいので、剥がれ防止になります。
Q.蒸着メッキ・銀鏡メッキにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。正直メッキ塗装は電気メッキに比べ『脆い』ので、メッキングを塗布してがっちりコーティングする事をお勧めいたします。主成分がアルミ、もしくは銀なので、とても変色しやので、クロームの光沢剤を配合しているメッキングを塗布する事で、塗布後はよりクロームメッキに近づく質感が得られます。 絶対的に塗布をお勧めいたします。
Q.金メッキにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。金メッキは変色しやすく、仮に一度でも変色してしまうと、メッキ磨き剤等の研磨剤が入っているもので磨いてしまうと、金メッキ皮膜はとてもうすい(0.002μ程度)ので、すぐに金が剥がれてしまいます。金はとても高価な金属なのでそのようなとてももったいない事は絶対に避けないといけません。変色がしていない状態でしたら、すぐにメッキングの塗布をお勧めいたします。 クローム光沢剤が配合しており、若干ですが青光りになる傾向がありますが、高価な金の変色・剥がれる事を考えたら、絶対に塗布していただきたいです。
Q.クロメート・ユニクロにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。一般的な亜鉛メッキは膜厚がそれほど厚くないので、メッキングでコーティングすることで、耐食性が飛躍的に向上します。
Q.アルミポリッシュにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。アルミは腐食しやすいので、メッキよりもメッキングを重ね塗布する必要があります。きちんとコーティングされれば、アルミ地肌でいるよりも各段に腐食を防ぐ事が可能です。ただしデメリットもあります。メッキングの皮膜の内側で腐食した場合は部分的にメッキングの皮膜ごとポリッシュしなおす必要があります。
Q.鏡面ステレンスにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。ステレンスといえどもサビないわけではありません。メッキングを塗布することで輝きを維持及び、腐食防止になります。
Q.ステレンスマフラーにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。ステレンスといえどもサビないわけではありません。メッキングを塗布することで輝きを維持及び、腐食防止になります。
Q.アルマイトにも有効ですか?
A.もちろん効果大です。アルマイトは変色・色落ちがしますので、メッキング塗布で紫外線からの変色を防ぐことができますが、アルマイトの色によってはメッキングの光沢剤との相性によりムラになりやすいので、かならず目立たない箇所で試されてから使用してください。アルマイトに使用される場合は自己責任でお願いします。
Q.完全硬化にどのくらいかかりますか?
A.24時間かかります。
Q.耐熱は何度くらいまで大丈夫ですか?
A.200度まで耐えられます。バイクエンジンカバーでも問題なくご使用いただけます。
Q.薄く、薄く塗布すると記載されていますが、薄い被膜で効果あるのですか?
A.メッキ面に厚い被膜をつけてしまうと、クリアー塗装した感じになり、メッキ面の光沢がなくなってしまいます。薄く、薄く何層にもつけることで、メッキ面の光沢を損なわずにコーティングするようになっております。(鏡面度を改善することで光沢が増します)ガラスの被膜なので、うすくても耐食性は抜群です。
Q.1本でどのくらい使えますか?
A.バイクだと、約30台分です。 デコトラ使用のトラックでも約15台分は使用できます。
Q.NAKARAIさんでメッキ加工した物にもメッキングを塗らないといけないですか?
A.弊社でメッキ加工したものでも、メッキングを塗布した方がより効果的です。というのも、弊社のメッキは相当分厚いので "サビ" にくいですが、分厚いのはあくまで下地のメッキなので 最終表面のクロームメッキ皮膜はとても薄い皮膜な上、目に見えない穴があています。弊社でメッキ加工したものでも、この穴のせいでウォータースポットが発生します。 しかし、メッキング塗布後はこのウォータースポットすら発生しにくくなり、文字通り 7層メッキの誕生か!? になります。(弊社でメッキ加工したものにメッキングを定期的に塗布すれば、おそらく貴方が生きている間はサビ知らず!?・・・事実、イベント出店時の展示品は10年以上前にメッキ加工したものに定期的にメッキングを塗布していますが、1μも錆びる気配が感じられない上に、ピカピカそのものです)
Q.クロスも付いているのですか?
A.史上最鏡クロスが2枚付いています。史上最鏡クロスは、高級メガネ拭きの100倍以上のキメの細かさです。「埃」「汚れ」を拭きあげながらメッキングを塗布出来る非常に効率の良いクロスです。但し、洗濯が出来ないので、汚れや硬化がひどくなった場合は破棄して下さい。
Q.塗布ムラが残った場合どーすればいいですか?
A.薄いムラでしたら、史上最鏡クロスで空拭き・水拭きで取れます。
厚いムラの場合は、サビトリキングで落としてください。
Q.どんな薬品ですか?
A.クロームメッキにはあまり反応せずに、サビにだけ反応するように作っております。研磨剤が入っておりますので、あまりにも多く磨き過ぎるとクロームメッキ自体も削れてしまいます。
Q.クロームメッキ以外にも使用出来ますか?
A.基本的にクロームメッキ専用です。クロームメッキ以外ですと、ステンレスにも使用出来ますが、その場合、磨くと黒ずみがでますので、黒ずみがなくなるまで乾拭きして下さい。
Q.かなり酷いサビも落とせますか?
A.サビトリキングで取れないサビは、かなり酷いサビなので再メッキしないと厳しいと思います。 もちろん弊社はメッキ加工屋なので再メッキの相談も承ります。
Q.樹脂(プラスチック)を素地としたメッキ製品にも使用出来ますか?
A.樹脂(プラスチック)を素地としたメッキ製品の場合、樹脂を傷める場合がございますので、必ず目立たない箇所でお試しいただいてからご使用下さい。
Q.研磨剤が入っているとの事ですが、変色しますか?
A.メッキの剥がれ、変色が起こりにくいようにつくっております。
Q.傷は付きませんか?
A.絶対に付かないとは言い切れませんが、クロスが取ったサビで傷を付けないよう、サビを絡めて中に取り込む特殊なクロスを付属しております。通常のタオル等は、汚れやサビを延ばしながら取るので傷が付いてしまいます。ご使用時は、付属のクロスをご使用下さい
Q.欧州車のモールにもサビトリキングは効果ありますか?
Q.ガソリンキャップにメッキしたのですが、中央部分のメッキのくすみが取れません。メッキクリナーで何回か磨いたら、このような症状になりました。どーしたら治りますか?
A.この黄金色した部分はメッキのくすみではなく、クロームメッキが取れて、下地のニッケルメッキ部分が見えているのです。このような事態はもっとも避けなくてはいけない実例です。くどいようですがクロームメッキの皮膜はとても薄いのでメッキ磨き剤で磨きすぎるとクロームメッキの皮膜がなくなってしまいます。こうなってしまったらもはや再メッキしか再生は不可能です。こうなる前にメッキングでクロームメッキそのものをコーティングする必要があるのです。
Q.サビトリキングで磨きましたが、サビが取れません。プツプツが残っています。
A.このプツプツはサビではなく、サビ跡です。手で触っていただければ判りますが、手にひっかからないと思います。サビは取れたけれど、サビ跡が残っている状態です。こうなってしまったら再メッキしか治りません。★結論を言わせていただきますとサビトリキングで磨いても残るプツプツは再メッキしか治りません。弊社で再メッキしてください お見積もりは→ こちら ※このような状態にならないように予防としてメッキングを強くお勧めいたします。ちなみにこちらのフェンダーで再メッキで3万円から5万円くらいかかります。ここまで腐食が激しいとバフ研磨では完全に腐食跡が消えないのでパテ盛りしてのメッキになります。 再メッキする費用を考えれば、メッキングのケミカル代金はとても安いと思います。 この機会に真剣にご検討ください。
Q.フロントフォークメッキカバーですが、このように樹脂製にも関わらずサビサビになりました。素材が樹脂なのに錆びるのはどうしてですか?メッキングを使用すればこのようなサビは避けられたのでしょうか?
A.素材が樹脂といえども、その上にメッキ加工をしておりますので、表面が金属になっていますので当然サビます。メッキングを定期的に塗布すれば、このような事態にはならかったと思われます。画像を見ていただけるとわかるように、プツプツとサビてきています。これがクロームメッキには穴があいているという証拠です。ですので、穴をふさいで初期の点サビを抑えることがもっとも重要です。部品を買い直す金額を考えたらメッキングは"安い"と思います。こうなってしまったら購入しなおすしかありません。次回は新品購入時からメッキングを塗布してください。
Q.社外品のメッキ済ホイールを購入したのですが、結構早い段階でこのようにメッキが膨れました、メッキングを塗布しとけば防げましたか?
A.アルミの材質にもよりますが、アルミは巣穴の部分からメッキ膨れが発生する可能性がとても高いです。
【イメージ】
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メッキ
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--- 巣 ------------
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このように、巣穴の上にメッキされているので、いつメッキが膨れるか時間の問題といってもいいくらいです。もちろんメッキを分厚くすることで、悪いものにフタという感覚で巣穴をふさぎこんで封じ込めることで膨れ防止をすることも可能ですが、予算があるメッキ加工ではそれほどメッキは厚くかけられません。ですのでメッキが膨れやすいですが、そこは責められないです。メッキを分厚くかければ当然価格が高くなります。ですので、膨れ防止にメッキングを塗布することをお勧めいたしますが、残念ながら絶対とはいいきれません。それほど巣穴というのは、メッキには天敵です。 メッキが膨れるタイミングはいろいろありますが、多い症状は■熱が加わって揮発した瞬間■クロームメッキにあいている穴から水が入り、巣穴にまで到達しジワジワと巣穴内で腐食してある時一気にメッキがめくれるように膨れます。
最低でも巣穴に水の浸入をメッキングで防いでいただきたいです。
【使用方法のQ&A】
Q.メッキング塗布後のメッキメンテナンスはどのうようにすればいいですか?
A.メッキングがきちっと塗布されていれば、水垢、汚れ、埃がつきにくくなります。お勧めなのは、弊社から発売しているメッキメンテクロス(汚れ拭きクロス特大)がお勧めです。水拭き、乾拭きで簡単にひと拭きでピカピカになります。しかもメッキ面を痛めません。こちらのクロスは洗濯が出来ますので、洗って何度でも使用できます。かなりお勧めです。
Q.メッキング付属クロスの代用はききますか?
A.お勧め出来ません。メッキング薬品中に溶け込んであるアルコールと溶剤により通常のクロスだと色落ちしてしまい、商品に色がついてしまいます。(白いクロスも例外ではありません) 付属の史上最鏡クロスは、一般溶剤に不溶解にするために、特殊洗浄処理をしてクロスの色が溶けないような特殊処理をしています。そのため、史上最鏡クロス以外の一般的なクロスでのメッキング塗布はお勧め出来ません ※他のクロスで作業したところ塗布後にムラムラになったという報告が上がっています。
Q.メッキング愛用者です。愛車のハーレーに使用していますが、光沢が出るのでおもしろくなり2週間で半分くらい使用しました。ホームページに掲載してあるように、薄い皮膜を重ね塗布、重ね塗布をしました。かなりピカピカになり大満足ですが、その後の塗布はどのくらいのペースですればいいのでしょうか? 余談ですが、メッキ面の線傷が目立たなくなりました。
A.半分使用したなんて、素晴らしいですね。すごいです。メッキングの最大の特徴は重ね塗布が出来ますので、薄い皮膜を何層にも重ね塗布することで、驚異的な皮膜が形成させると同時に鏡面度が増します。線傷が目立たなくなったのは、きちんと重ね塗布が出来ている証拠です。メッキ面についた線傷は完全には元には戻せませんが、メッキングには基材表面にできた小さな傷を美観上修復する性能がありますので、重ね塗布した事で線傷が目立たなくなったのだと思います。ただし、メッキをするわけではなくあくまで保護剤を塗布しているだけなので、目立たなくはなりますが、線傷の完全修復は不可能です。 本題に戻りますが、メッキングの塗布間隔の理想は2週間から6週間くらいを目処に3回くらい薄い皮膜を重ね塗布すれば、その後は1年に1から2回程度の重ね塗布で大丈夫です。
Q.虹ムラがでない塗布の仕方を教えてください。またムラの消し方は?
A.とにかく薄く、薄く塗布してください。虹ムラがなくなるまで、薄く、薄く延ばして、延ばして、という感じです。 10分ぐらいから硬化が始まりますので、その時に再度確認していただ、ムラがあったら延ばしてください。 また、硬化後に発見したムラは薄い皮膜であれば、乾拭き、水拭きで取れます。厚いムラはサビトリキングで取ってください。
メッキング(内容量:100ml)&サビトリキング(140g) 価格:7,960円(税込)